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リフレクソロジーの講座で、
いろいろと理論をお話しする前に、
講座の「つかみ」として
考え出した実験です。
反射区を刺激することで対応する器官が
「活性化」するのですが、
その「活性化」とは具体的に
どんなことなんだ、
ということを、言葉ではなく身体で
確認していただくものです。
実際にはこの中のひとつかふたつを
やってみるのですが、
ちゃんとやっていただきさえすれば、
間違いなく結果が出ます。
しかも、講師は一切手出しをしません。
説明するだけです。
自分で自分の足を刺激して、
びっくりする効果が表れるので、
みなさん俄然目の色が変わり、
真剣に講座に集中していただけるのです。
胸部の反射区は足の甲にあります。
これは、大胸筋であり、
乳房でもあります。
この部分をゆるめてみましょう。
「うしろ反り」の実験が
わかりやすいです。
手順
1 現状確認
足を肩幅に立ち、ウエストの後ろ側に
両手のひらを当てます。
その姿勢からいったん天井を見上げ、
ゆっくりと後ろに反ってください。
目いっぱい反ったら、
どこまで見えるか覚えておきましょう。
2 反射区を刺激
片足の甲の、ゆびの付け根の部分
(平らなところ)を
もう一方の足のかかとで踏んづけます。
場所はアバウトで大丈夫。
全体的に踏んづけてもいいです。
グラグラするようなら、椅子の背とか
壁などを支えにしてください。
しっかり体重をかけるのがコツです。
5~6回踏んづけます。
もう一方の足も同じように
踏んづけましょう。
3 結果確認
1 と同じ動作をやって、
身体が柔らかくなったのを
確認しましょう。
うしろ反りができない人は、
腰が硬いと思っているかも
しれませんが、
胸が硬いために後ろに行かないのです。
猫背やうつむき姿勢が
原因かもしれません。
腰椎の反射区は、
足の内側のアーチ型の骨の中央、
一番高い部分です。
骨そのものではなく、骨の下側の
キワの部分を刺激します。
手順
1 現状確認
足を肩幅に立ち、
ゆっくりと前屈します。
膝を曲げないように注意しましょう。
手が床に届かない場合は、
床から何センチ上まで
行ったか覚えておきましょう。
身体が柔らかく、
床にベッタリつく場合は、
台の上に乗り
(玄関のあがりがまちとか、
階段の1段目など)、
指先が床面から何センチ下まで
届いているかを
測定すると正確にわかります。
2 反射区を刺激
アーチのキワの部分を3点ぐらい、
手の親指の腹などでグイっと
点押しします。
骨には当てないでください。
骨のすぐそばです。
人によっては痛いかもしれません。
自分の我慢できる強さで
一か所を5回ぐらい点押しします。
これを3か所ぐらいやりましょう
(青い点)。
広範囲にやってもかまいません。
しっかり体重をかけるのがコツです。
もう一方の足も同じように
点押ししましょう。
3 結果確認
1 と同じ動作をやって、
身体が柔らかくなったのを
確認しましょう。
腰痛になりやすい人は、
普段からこの部分を押したり
揉んだりするといいのです。
頸部(首)の反射区は、
左右の拇趾の付け根、
くびれた部分です。
手順
1 現状確認
椅子に腰かけるか、床に座り、
安定した状態で、
肩を動かさずに首だけを回転させ、
どこまで見るか覚えます。
右回り、左回りを確認します。
2 反射区を刺激
頸部の反射区は、くびれの上と下に、
境目のシワがあります。
上のシワの第2趾側の角のあたりを
手の指で深くこねると、
ころころした骨があります。
この骨を転がすように、
10回ぐらい指でこねます。
この部分はほとんどの人が
刺すような痛みがあります。
我慢できる範囲の力加減で転がします。
両方の足のこの部分を刺激します。
3 結果確認
1 と同じ動作をやって、
首の回転範囲が広くなったのを
確認しましょう。
ここで刺激したのは、
寝違えた時に痛くなる、
首の側面の部分です。
首こり、肩こりになりやすい人は、
普段からこの部分を押したり揉んだり
拇趾全体をグルグル回したり
するといいのです。
肩甲骨の反射区は、足の甲の、
第4趾と第5趾の骨のすき間の
細長い部分です。
手順
1 現状確認
足を肩幅に立ち、
ゆっくりと前屈します。
膝を曲げないように注意しましょう。
手が床に届かない場合は、
床から何センチ上まで行ったか
覚えておきましょう。
体が柔らかく、床にベッタリつく
場合は、台の上に乗り
(玄関のあがりがまちとか、
階段の1段目など)、
指先が床面から何センチ下まで
届いているかを
測定すると正確にわかります。
2反射区を刺激
片足の甲の、外側半分くらいを
もう一方の足のかかとで踏んづけます。
場所はアバウトで大丈夫。
全体的に踏んづけてもいいです。
グラグラするようなら、
椅子の背とか壁とかを支えに
してください。
しっかり体重をかけるのがコツです。
5~6回踏んづけます。
もう一方の足も同じように
踏んづけましょう。
3 結果確認
1 と同じ動作をやって、
身体が柔らかくなったのを
確認しましょう。
ここでは、背中をゆるめました。
肩こりや、四十肩・五十肩のような
肩のトラブルも、
実は肩甲骨を動かさないために、
固まってしまった結果で
あることが多いです。
手を上げる動作や、
肩を回す動作を
日常的に心がけましょう。
よくわからないことなどは、
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